SPILL TALK 真報連相コーチングこぼればなし
部下を持つリーダーの皆さんへ
- 2011-09-16 (金)
- マネジメント
今日は趣を変えてリーダーの皆さんに私の思いを伝えたい。
IT時代を迎えてから、わが国の組織はコペルニクス的転換がなされた。
それは階層の大幅な削減だ。12階層もあった組織を大胆にも4階層に減少させた組織もあった。
IT機器を用いて均質な情報を上位職位から下位職位に伝達すれば中間管理職がいらなくなる。
フラットな組織が最も効率的な組織だ。
というわけで、大幅に管理職を削った。
一人の管理職が70人も80人もマネジメントする企業のことも知っているが、マネジメントできるわけがないと私には思えるのだが・・・・・。
これらの企業のコミュニケーションは当初の目論見通りの成果を上げたのだろうか。
私は組織をフラット化し、管理職をなくして成功したという話をこれまで、聞いたことがない。
リーダーの皆さん、部下はあなたの指示したことを全員等しく理解し、期待通りに動いてくれましたかと問いたい。
今現場で、報連相やマネジメントで悩みぬいているのは部下が期待通りに動いてくれないことだ。
もともと無理な組織体制で成果だけを期待する風潮がありすぎる。
面白くない、自作自演の演劇を観客にうけないと嘆いているようなものだ。
古い時代の人は、管理限界という言葉を思い出した人もいるかもしれない。
管理職研修で一番最初に学ぶ概念だ。
一人の課長レベルの管理職が統率できる数は20人から30人といったところか。
要するに目的は社員のモラルをあげて組織目的を達成することにある。
今一度、元気になる組織作りを試みてはいかがかと思う。